【Dell S2722QCレビュー】MacBookユーザー必見の4K/27インチディスプレイ

- 外部ディスプレイを導入して作業を快適にしたい
- 24インチから1段階大きくしたい
そんな方のために、Dell S2722QCを実際に使用したレビューを紹介します。

おすすめポイントと買う前に知っておくべき注意点をまとめたのでぜひ参考にしてください。

メインを24インチから27インチに変えて作業領域の広さに大満足。
MacBookユーザーに特におすすめ!

Dell S2722QCの外観・特徴
スタイリッシュなデザイン
1. 実測7mmのベゼルレスデザイン
ベゼル(枠)が実測値7mmと細く、洗練されたデザインが特徴です。
- 視覚的なノイズを排除し、作業に没頭できる環境を提供
- シームレスなマルチディスプレイ化が可能

ベゼルが細いと、ディスプレイ本体の大きさに対する画面専有率が高くなり、余分な情報を排除してくれます。作業に没頭しやすい環境を作る上でベゼルが細いことは非常に重要です。
またディスプレイを隣り合わせたときに境界となるベゼルが細いと、カーソルをスムーズに移動させることができます。シームレスなマルチディスプレイ環境が作りやすい点もポイントです。
2. 背面の白い洗練デザイン
背面は白を基調としたスタイリッシュなデザインになっています。

VESA規格に対応しているため、モニターアームを導入すればさらに自由度が向上します。

どこから見ても美しいIPSディスプレイ
4Kノングレアでどこから見ても統一された発色のIPSディスプレイです。
- 4K: 解像度が高く、細かい部分までくっきり見える画質のこと。
- IPS: 色がきれいで、どの角度から見ても画面がはっきり見える技術。
- ノングレア: 画面に映り込む光の反射を抑える加工。目に優しい。

高精細な映像と目に優しい加工を兼ね備えて価格4万円台と4K27インチディスプレイの中では特にコストパフォーマンスが抜群です。
外装・同梱物

同梱物は以下の通り。
- 27インチディスプレイ
- ディスプレイスタンド
- ACケーブル
- USB-Cケーブル
- マニュアル
豊富なインタフェース
インタフェース(interface: 接点):
「PCやディスプレイが情報をやり取りする接点」のこと
Dell S2722QCはインタフェースが豊富で、ハブとしても機能します。
- HDMI 2.0ポート × 2
- USB Type-C(DisplayPort 1.4 / USB PD 最大65W) × 1
- イヤホンジャック
- USB 3.2 Gen 1 × 1
- USB 3.2 Gen 1 充電機能付き × 1(クイックアクセスポート)

また、ディスプレイ左下にクイックアクセスポートと呼ばれるUSB-Aポートがあり、iPhoneやApple Watchの充電ポートとして使用できます。

画面サイズ
ディスプレイサイズの実際の様子を紹介します。

Dell S2722QCの横幅は実測で約60cmであり、13インチ MacBook Airの約29cmのほぼ2倍です。

MacBookで見る画面をそのまま画面分割で見ることができます。
左右分割して問題なく使えるためMacBookユーザーには特におすすめです。

おすすめポイント
自由自在な位置調整
高さ、傾き、左右角度の調整で、作業環境に合わせた自由自在な位置調整が可能です。
一番低い状態: 3.5cm ~ 39.5cm
一番高い状態: 14cm ~ 50cm

最前傾: -5°/ 最後傾: 21°

左右各: 30°

使う人に最適なポジションを実現できます。
ピボット機能
縦向き表示が可能な「ピボット機能」で縦長コンテンツを快適に閲覧できます。
ディスプレイを右方向に90°回転させて縦長の画面を表示させる機能。
WebサイトやSNSの閲覧など縦長コンテンツの表示に適しています。


一度にたくさんの情報を表示できるので、スクロールする手間が減ります。
省スペース設計でデスクを有効活用
奥行きがコンパクトなので「省スペースなのに大画面」を実現できます。

限られたデスク空間を有効活用できる点が気に入っています。
USB-Cケーブル1本で接続&給電
S2722QCはディスプレイ選びの最大のポイントであるUSB PD(Power Delivery)に対応しています。
USB PD(Power Delivery):
USB-Cケーブル1本でディスプレイ出力と電源供給を行う技術
USB PDに対応していると、MacBookとディスプレイの間がケーブル1本で完結するため、デスクがごちゃつくこともありません。(他の製品には充電用ケーブルとディスプレイ出力用ケーブルが必要なものもあります)
カフェなど外出先で作業することが多いため、取り外しが一瞬で非常に快適です。

Dellの返品保証が安心
Dellは返品保証が充実していることで有名です。
実際に私も過去に返品依頼をしたことがあります。
その時はDell U2720QM (現在は新品販売停止中) をAmazonで購入したのですが、MacBookと接続しても繋がらなかったため、返品の依頼を行いました。
快く対応していただき、安心した覚えがあります。
もちろん不良品でないことが一番ですが、もし初期不良に当たってしまってもDellであれば返品に対応していますので安心できます。

注意点2つ
スピーカーの質は高くない
S2722QCはスピーカーを内蔵していますが、良い音質とは言えません。
低音が弱く、シャカシャカと中高音域が強調されて聞こえます。
MacBookのスピーカーの方が間違いなく音質が良いためMacBook内蔵スピーカーを使用することをおすすめします。
S2722QC 内蔵スピーカー
M2 MacBook Air 13.6インチ 内蔵スピーカー
ゲーミング用ではない
S2722QCのリフレッシュレートは60Hzのため、144Hzや240Hzといった高いリフレッシュレートが求められるゲームには適していません。
ディスプレイが1秒間に画面を更新する回数
高いほど動きのぶれや残像が抑えられる
しかし日常範囲の作業などゲーム以外の用途には60Hzで十分です。
関連商品との比較
Dell S2722QCには類似商品が複数存在します。
S2722QC / S2721QS / S2722DC / S2721DS / S2725DS / S2725H / S2725HS
- かんたん比較
-
- S2722QC
USB-C接続可能 / 4Kディスプレイ - S2722DC
USB-C接続可能 / QHDディスプレイ - S2721QS
USB-C非対応(HDMI接続) / 4Kディスプレイ - S2725DS
USB-C非対応(HDMI接続) / QHDディスプレイ - S2725HS
USB-C非対応(HDMI接続) / FHDディスプレイ - S2725H
USB-C非対応(HDMI接続) / FHDディスプレイ(ピボット非対応)
- S2722QC
ですが、この中で見るべきは2つだけです。
- S2722QC (本記事紹介モデル)
- S2722DC (廉価版モデル)
なぜなら、この2モデルはUSB-C接続に対応しているためです。
Apple Nurtureが多くの方におすすめしている MacBook Air でHDMI対応ディスプレイを使うには、アダプターを別途購入する必要があります。

そのため、MacBook Air 備え付けのUSB-Cポートを使ってシンプルに接続できる S2722QC と S2722DC がおすすめです。
項目 | S2722QC 本記事紹介モデル | S2722DC 廉価版モデル |
---|---|---|
解像度 | 4K (3840 x 2160) | QHD (2560 x 1440) |
USB PD対応 | ◯ | ◯ |
パネル | IPS | IPS |
位置調整 (高さ/傾き/左右) | ◯ | ◯ |
ピボット (縦画面) | ◯ | ◯ |
VESAマウント | ◯ | ◯ |
解像度以外の違いはほとんどありません。
「4Kほどの高解像度は必要ないよ」という方はS2722DCでも満足できると思います。

マルチディスプレイで快適に作業しよう
マルチディスプレイ化することで作業が快適になります。
画面が増えることで、一度に確認できる情報が増加し、画面を切り替える手間が減るためです。

例えば家計管理をする際、外部ディスプレイでスプレッドシートを開き、MacBookで口座明細を表示することで、わざわざ画面を切り替える必要がなくなります。
複数の研究でも、マルチディスプレイ環境は作業効率を42%向上させることが報告されています。(出典:How Multiple Monitors Affect Wellbeing)
MacBookのサブディスプレイとして活用し、作業効率をアップさせましょう!
Dell S2722QCレビューまとめ
4K/27インチディスプレイのDell S2722QCを購入して個人的には大満足しています。
MacBookのディスプレイと比べても遜色ない文字の見やすさ、画面の美しさがあります。
ぜひS2722QCを導入して快適な作業環境を手に入れてください!



