【ロジクールMX KEYS MINIレビュー】美しさと機能性のミニマルデザイン
今回は、私が愛用している ロジクール MX KEYS miniのおすすめポイントと注意点を紹介します。
「作業環境をアップグレードする外付けキーボードがほしい」
「複数のデバイスを操作したい」
「一番触るキーボードだからしっかり投資したい」
そんな方はぜひ参考にしてください。
MX KEYS MINI の外観
本体同様コンパクトなパッケージです。
USB-A to USB-Cケーブルが同梱
公式が「ミニマリストキーボード」と謳うデザイン
無駄が省かれて洗練さを感じます。
キーボード全体に約5度の傾斜がついています。
手を置いた時に10本の指に自然と同じ圧がかかる絶妙な角度です。
キーボード裏面には上部に2つ、下部に3つの滑り止めがついており、滑らず安定して作業ができます。
キーボード右上に電源ボタンとUSB-C充電ポートが付いています。
カラーは3種類あります。
- ペールグレー:KX700PG
- ローズ:KX700RO
- グラファイト:KX700GRd
おすすめポイント 4つ
ここからは私が実際にMX KEYS MINI を使用して感じているおすすめポイントを4つ紹介します。
1 コンパクト設計で広がる作業環境
MacBookなどのノートパソコンはキーボードとモニターの距離が固定されています。
そのため自然と縮こまった姿勢になりがちです。
外付けキーボードは体の近くに置けるため、より良い姿勢と余裕のあるデスク環境を実現できます。
さらに、MX KEYS MINIはテンキーレスキーボードで、フルサイズキーボードの70%のコンパクトサイズです。
テンキーレスキーボード:テンキーを省いたキーボード
フルサイズキーボード:テンキーを備えたキーボード
※0~9の10個の数字があることからテンキーと呼ばれます。
同シリーズのフルサイズキーボード MX KEYS S は横幅が43.0cmであるのに対して、MX KEYS MINI は横幅が29.6cmと約13cmもコンパクトになっています。
デスクに余裕が生まれて、思考にも余裕が生まれてくるような気がしています。
心地よい打鍵感で集中力が持続
MX KEYS MINI はクリエイター向けに設計されており、打鍵感にこだわって作られています。
ロジクール独自の設計である「PERFECT-STROKEキー」は、指先の形状に沿ったカーブ設計で、多少位置がずれても正確に入力できます。
MacBookと同じパンダグラフ方式で、軽いタッチでも確実に入力できます。
パンダグラフ方式
キーの支柱が交差されており、キーの中央からズレていてもキー全体を押し込める点が特徴です。
電車の上にある菱形の装置に似ていることからパンダグラフと呼ばれています。
さらにキーを離す際に適度な反動があり、次の入力へスムーズに繋がります。
特に長時間作業をするときの快適さ、疲れにくさを実感しています。
Easy-switchで途切れない没入体験
Easy-switch
マルチペアリングが可能で複数のデバイスをワンタッチで使い分けられます。
対応機種: Windows / macOS / Linux / Chrome OS / iOS / iPadOS / Android
Easy-switch
デバイスを3台登録してキーボード左上のボタンで切り替えが可能な機能
MacBookとWindows、iPadなどをまるで1つのデバイスのように横断できます。
私は本業ではWindowsを/ブログ執筆にはMacBookを使用しています。
デバイスが変わっても同じキーボードでシームレスに作業ができる点が非常に快適です。
接続方法
接続方法はBluetoothと専用USBの2種類があります。
Logi Bolt
Bluetoothより接続が安定
最大6台までのロジクール製品を1つのUSBで接続可能
このLogiBoltですが別売りとなっている点に注意が必要です。
個人的にはBluetooth接続で使用していますが接続が途切れたり、応答が悪かったりといった問題は特に感じていません。
MX KEYS MINIを購入してBluetooth接続の使用感を確かめてからLogi Boltを検討すると良いと思います。
機能性と美しさが両立したミニマルデザイン
生産性向上を後押しする機能が搭載されています。
オリジナルファンクションキー
キーボード上部にロジクール独自のファンクションキーが配置されています。
- F6: 音声入力
- F7: 絵文字メニューの表示
- F9: マイクのミュート/ミュート解除
オンライン会議や通話が増えたため、ワンタッチでのミュート操作が便利です。
Logi Options+ によるカスタマイズ
ロジクール製品の最大の利点でもある「Logi Options+」でファンクションキーのカスタマイズが可能です。
Logi Options+
Logicool製品の動作をカスタマイズできる無料ソフトウェア
MX KEYS MINI は10個のファンクションキーにショートカットを割り当てられます。
ショートカットの例
- Smart Actions
- AI Prompt Builder
- Home / End / Page up / Page down
- Launchpad / Mission Control / アプリケーションExpose
- ウィンドウを最大化 / 最小化 / 閉じる
- デスクトップを表示 / 非表示 / 移動 (右/左)
- おやすみモード
- Spotlight検索
- 指定のアプリケーション / ファイル / フォルダを開く
- コピー / 切り取り / 削除 / 貼り付け
- 戻る / 進む
- 更新 / 印刷 / 新しいブラウザタブ / ブラウザタブを閉じる
- シャットダウン / スリープ / ロック
- スピーカーのミュート/ミュート解除
- マイクのミュート/ミュート解除
- 入力言語の切替 (英/かな)
- 再生/一時停止
- 画面のキャプチャ
- 絵文字 / 絵文字メニュー
- 輝度を上げる / 下げる
- 音量を上げる / 下げる
- 高度なクリック
個人の作業に応じて柔軟にカスタマイズが可能です。
特にSmart ActionsとAI Prompt Builderが感動的に便利です。
Smart Actions
複数の操作を一度に実行する手順(ワークフロー)として登録し、ワンタッチで実行する機能。
例)ブログと記事構成案を開き、左右に展開するワークフロー
AI Prompt Builder
文章を選択した状態で、AIに添削や解説、要約をしてもらうショートカット機能。
Smart ActionsとAI Prompt Builderのようなショートカットをカスタマイズすることで、作業効率が驚くほど向上します。
スマートイルミネーション機能
手の動きを認識してバックライトを自動で点灯/消灯する機能
暗い場所での作業が快適になります。
また、自動で消灯するため効率的に電力を消費してくれるのもポイントです。
ぜひ、機能性と美しさが両立したMX KEYS MINIで快適な作業環境を手に入れてください。
注意点 2つ
MX KEYS MINIを購入するにあたって、注意してほしいことが2つあります。
安定感があるが携帯性は控えめ
本体重量が500gもあるため、持ち運ぶ際に重さを感じます。
特にカフェなどでMacBookを使用するときはもう少し軽ければと思ってしまいます。
一方で自宅やオフィスで作業する際には安定感を発揮し、滑り止めとともに長時間の作業を支えてくれます。
iPad利用時に必要な1つの設定
iPadにMX KEYS MINIを接続した場合、JIS配列に設定する必要があります。
初めて接続したときはUS配列として認識されてしまい、特定の記号キーが正しく入力できないためです。
「^」→「=」
「¥」→(入力不可)
「@」→「[」
US配列とJIS配列の違い
US配列:記号(@, “, : など)の場所が異なる。
JIS配列:日本語向けに設計されている。
MX KEYS MINIはJIS配列に対応しています。
JIS配列に変更する方法は以下の通り。
MX KEYS MINIを接続すると項目「ハードウェアキーボード」が表示されます。
これでキーボード通りの入力ができます。
iPadでも快適に使うためにこの設定は必ず行いましょう。
MX KEYS MINIのレビューまとめ
クリエイター向けのミニマリストキーボード MX KEYS MINI をご紹介しました。
「複数のデバイスを操作したい」
「シンプルでおしゃれなキーボードを使いたい」
そんな方はぜひ、クリエイター用に設計されたミニマリストキーボード MX KEYS MINI を手に入れてください。